2024年4月27日、全道主要書店で発売!

 

ほっかいどう地酒ラベルグラフィティー
美麗なラベルと銘酒150余年の歩み

能登亨樹/編著
和田由美/監修

定価3,300円(本体3,000円+税10%)
B5判変型
168ページ
ISBN 978-4-906740-64-2 C0072

ラベルの美しさに酔い、銘酒の秘話に酔い痴れませんか?
【発酵学者・小泉武夫氏推薦!】

北海道開拓の進展とともに始まった本格的な日本酒の醸造。その歴史を明治期からの美麗なビンテージ&レトロラベルで辿ります。
Ⅰ部では、今はない幻の酒蔵が残したラベルを中心に、古き良き時代に生まれた威厳ある美しいラベルをエリア別にたっぷり紹介。Ⅱ部では、明治5年創業の道内最古の老舗酒蔵から、令和3年創業の新鋭酒蔵まで、北海道で酒造りに取り組む16蔵の詳細な歴史を、ラベルとともに振り返ります。
さらに、道内酒造界の歩みを追った酒造史や北海道の酒米誕生秘話、札幌の銘酒・金富士と中川酒造、ラベル意匠の美などなど、読み物も多数掲載した日本酒ファン待望の書が誕生。今宵、レトロでアートなラベルの美しさに酔い痴れませんか?
※掲載したラベルの多くは、札幌在住のコレクター・髙野登氏の協力によるものです

誌面

【レトロラベルコレクション】明治期からの稀少なラベルや美しいラベルを特集


【Ⅰ 幻の地酒ラベル】エリア別に今はない幻の蔵のラベルを中心に多数掲載


【Ⅱ ラベルでたどる北の酒蔵】
明治期創業の老舗から令和期創業の新鋭まで、現役16蔵の歴史をラベルとともにたどります



【コラムなど読み物も】道内の酒造史や酒米開発の歩み、日本酒ラベルの歴史など、読み物も多数掲載




目次

巻頭特集:レトロラベルコレクション
Ⅰ 幻の地酒ラベル
道央編/道北編/道東・道南編
◆北海道の酒造史――江戸期から現在まで
Ⅱ ラベルでたどる北の酒蔵
◇明治期創業
日本清酒【明治5年/札幌】/小林酒造【明治11年/栗山】/国稀酒造【明治15年/増毛】/男山【明治20年/旭川】/碓氷勝三郎商店【明治20年/根室】/髙砂酒造【明治32年/旭川】/田中酒造【明治32年/小樽】/金滴酒造【明治39年/新十津川】
◇大正期創業
二世古酒造【大正5年/倶知安】/福司酒造【大正8年/釧路】/合同酒精旭川工場【大正13年/旭川】
◇平成・令和期創業
上川大雪酒造【緑丘蔵…平成29年/上川】【碧雲蔵…令和2年/帯広】【五稜乃蔵…令和3年/函館】/三千櫻酒造【令和2年移転/東川】/箱館醸蔵【令和3年/七飯】
◆北海道の酒米
北海道の酒蔵(日本酒酒造所)データ
*酒ラベル 名品珍品
①鬼ころし・鬼ごろし/②干支酒/③金と銀/④写真ラベル
*北の酒コラム
①ラベル意匠の美 《石田信夫》/②札幌の銘酒「金富士」を生んだ中川酒造《和田由美》/③「北の誉御三家」年代史/④忘れられた酒票への挽歌《上ヶ島オサム》


著者プロフィール

能登亨樹(のと・なおき)
昭和47(1972)年、北海道釧路市生まれ。釧路湖陵高校、長崎県立大学経済学部卒。建設業界紙の記者を経て、札幌の広告代理店に所属。取材記事や広告の原稿作成を主軸に、企画・編集から販促・ウェブ運用、総合的なディレクションまで幅広く担当。平成28(2016)年に独立し、フリーのライター・編集者として活動中。本書が初の著作となる。

和田由美(わだ・ゆみ)
昭和24(1949)年、北海道小樽市生まれ。札幌南高校、藤女子短大英文科卒。札幌初のタウン情報誌「ステージガイド札幌」編集長を経て、編集プロダクションを設立。ベストセラーとなった『さっぽろ青春街図』などを手掛ける。昭和63年に出版と編集の亜璃西社を設立。エッセイストとしても活動中。『北海道 究極の食材めぐり』(JTB)、『さっぽろ喫茶店グラフィティー』『和田由美の札幌この味が好き!』(亜璃西社)など著書多数。『さっぽろ燐寸ラベルグラフィティー』(亜璃西社)では編者を務めた。