札幌で25年余り続く店を69軒掲載、札幌大衆グルメの決定版!

 

さっぽろ味の老舗グラフィティー

和田由美/著

本体1,400円+税
四六判並製
168ページ
ISBN 978-4-906740-17-8 C0095

長く愛されるには、ワケがある。
69軒掲載の札幌大衆グルメ決定版!

  • 寿司、洋食から居酒屋、スイーツまで、札幌で25年余り愛され続ける味の老舗69軒を北海道新聞好評連載からセレクト。
  • 稀代の食いしん坊が、庶民的な各店の歴史や味の秘訣、さらには店の肌ざわり、人情までを案内します。
  • 巻頭カラーでは、老舗の逸品料理を一挙紹介。巻末には、作家・小檜山博さんとの対談も収録しました。
  • 安くてうまく、初めてでも気軽に入れる、札幌ならではの敷居の低い老舗を中心にセレクトした、札幌大衆グルメ決定版!

巻頭カラー

▼著者おすすめの一品や、味わいのある店舗などをカラーで一挙紹介します!

本文誌面

▼各店の基本データとともに、歴史や味の秘訣、さらには店の肌ざわり、人情までを案内します!

和田由美とは・・・?

昭和40年代後半から、リサーチや取材、さらにはプライベートで、札幌市内の飲食店8000軒以上を食べまくり、記事を書いてきた食の第一人者。今なお新たな味との出あいを求めて、店探しに余念がない。昭和24年生まれの団塊世代としては数少ない現役エッセイストとして、朝日・道新・読売各紙で現在も連載中。

和田由美の本

和田由美の札幌この味が好きッ!
人気エッセイストが、ホントは教えたくないいい店53軒を紹介する札幌グルメガイド。飲食店を40年余り取材してきた著者が選ぶ決定版。

さっぽろ喫茶店グラフィティー
学生街の喫茶店やジャズ喫茶など、70~80年代の名店を中心に全56軒を独断でセレクト。愛すべき喫茶店への思いを綴った街の記憶。

さっぽろ酒場グラフィティー
この街で20年以上続く老舗を中心に全55軒を著者が独断でセレクト。本当に良い酒場の人と味を案内する、呑んべえ待望の書!

さっぽろ狸小路グラフィティー
140年を超える歴史を持つ老舗商店街の魅力を紹介。明治期からの歩みを80余店のルポと歴史トリビアでつづるシリーズ第4弾!

目次

Ⅰ 和食
 東寿し(すし・明治8年)/菊鮨(すし・大正12年)/豊寿司(すし・昭和53年)/匠鮨(すし・平成2年)
 板前料理 大和家(板前料理・昭和29年)
 古艪帆来(郷土料理・昭和51年)
 蛯天 本店(天ぷら・昭和25年)
 関西風串かつ 活(串かつ・昭和45年)
 はちわか 本店(弁当・昭和11年)
 ありんこ オーロラタウン店(おにぎり・昭和55年)
 お好み焼き風月 エスタ店(お好み焼き・昭和42年)

Ⅱ 洋食・中華
 レストランにしかわ(洋食・昭和34年)/味かつ(洋食・昭和39年)/スカイレストラン ロンド(洋食・昭和48年)/独多日(洋食・昭和54年)/洋食屋 グリルラパン(洋食・昭和58年)
 イル・ド・フランス(フランス料理・昭和60年)
 トラットリア・トレンタ(イタリア料理・昭和59年)
 カリーハウスコロンボ(カレー・昭和48年)/ミルチ(カレー・昭和57年)
 中華料理 香州(中華料理・昭和34年)

Ⅲ 肉料理
 元祖 京城屋(焼き肉・昭和25年)/炭火焼肉 ピョンヤン冷麺 三千里(焼き肉・昭和26年)/北光園(焼き肉・昭和30年)/焼肉亭(焼き肉・昭和57年)
 ジンギスカン 義経(ジンギスカン・昭和37年)/さっぽろジンギスカン 本店(ジンギスカン・昭和62年)
 ステーキハウス29(ステーキ・昭和61年)
 とんかつ すみだ川(トンカツ・昭和50年)
 すき焼三光舎(すき焼き・昭和44年)
 牛タン専門店 北福仁(牛タン・昭和61年)
 北海しゃぶしゃぶ(しゃぶしゃぶ・昭和41年)

Ⅳ 麺
 そば処 東家寿楽(そば・大正7年)
 だるま軒(ラーメン・昭和22年)
 うどん亭(うどん・昭和51年)
 やきそば屋(焼きそば・昭和51年)
 ビッグジョッキ(ビアホール・昭和60年)
 立ち食い ひのでそば(立ち食いそば・昭和46年)

Ⅴ 居酒屋・焼き鳥
 炉端焼き ウタリ(居酒屋・昭和29年)/うまいもんや やまさ(居酒屋・昭和30年) グランド居酒屋富士 すすきの店(居酒屋・昭和40年)/居酒屋 鳥魚(居酒屋・昭和48年) 食事処 葵(居酒屋・昭和50年)/居酒屋たいへい(居酒屋・昭和53年)/家庭料理 まさき(居酒屋・昭和57年)/居酒屋楽屋(居酒屋・昭和57年)/おたる魚一心(居酒屋・昭和60年)/居酒商 古典家(居酒屋・昭和60年)/春帆(居酒屋・昭和60年)/くいしんぼうの店 おおみや(居酒屋・昭和63年)
 武鳥(焼き鳥・昭和20年代初め)/やきとり錦(焼き鳥・昭和32年)/鳥のきんちゃん(焼き鳥・昭和51年)/焼鳥 龍美(焼き鳥・昭和51年)

Ⅵ 喫茶店・スイーツ
 喫茶 ロア(喫茶店・昭和33年)/純喫茶 オリンピア(喫茶店・昭和39年)/喫茶 トップ(喫茶店・昭和43年)/茶房アトリゑ(喫茶店・昭和43年)/cafeひので(喫茶店・昭和46年)/カフェ&バー キルト(喫茶店・昭和52年)
 フランドール22(スイーツ・昭和11年)/かど丸餅店(スイーツ・昭和15年)/雪印パーラー 本店(スイーツ・昭和36年)/和菓子 あさぶ一力(スイーツ・昭和37年)/タケダ製菓(スイーツ・昭和39年)/和洋菓子フジヤ(スイーツ・昭和44年)/洋菓子店 マスカット・ボア(スイーツ・昭和54年)/きのとや 白石本店(スイーツ・昭和58年)/ショコラティエ マサール 本店(スイーツ・昭和63年)

〈コラム〉 記憶の中の老舗
 和食編/洋食編/肉料理編/麺編/居酒屋・焼き鳥編/喫茶店編

【対談】 《小檜山博×和田由美》
 懐かしの老舗・名店あれこれ

はじめに

札幌は、明治2(1869)年に開拓使が置かれて以来、いまだ150年(2015年現在で146年)に満たない街である。そんな歴史の浅い街で、京都や東京のように100年余りも続く飲食店の老舗を探すのは、至難の技である。真の意味で老舗と呼べる店は数えるほどしかなく、突き詰めていくと札幌の街で老舗を語ることはできなくなってしまう。
そこで本書では、この街で25年余り(四半世紀以上)続く店を、あえて〝老舗〟と呼ぶことにした。というのも、人口190万を超えた大都市・札幌の、生き馬の目を抜く飲食業界で、これほど長く続くにはきっとワケがあると思うからだ。ましてやこの街では、長く続けても褒められる機会が少なく、だからこそ、そのスゴサを讃える場を作りたかったというのが本音である。
そこで、和食、洋食、中華、焼き鳥・居酒屋、喫茶・スイーツなど多岐にわたるジャンルの中から、25年以上続く店を取材させてもらい、一冊にまとめたのが本書である。セレクトした店は、独断と偏見に満ちているかもしれない。しかし、選ぶ基準はこれまでの著作と同じく、①料理人の手間のかけ方、②客への対応ぶりとサービス、③見合う値段、という三つの条件を軸にしている。(「はじめに」より抜粋)

著者プロフィール

和田由美(わだ・ゆみ)
 1949年、小樽市生まれ。札幌南高を経て、藤女子短大英文科卒。札幌初のタウン情報誌「ステージガイド札幌」編集長を経て、編集プロダクションを設立。ベストセラーとなった『さっぽろ青春街図』シリーズを手掛ける。1988年、出版と編集の亜璃西社を設立し、社業の傍らエッセイストとして各紙誌に執筆中。著書に『北海道 究極の食材めぐり』(JTBパブリッシング)、『こだわりのロングセラー』(共同文化社)、『さっぽろ喫茶店グラフィティー』『さっぽろ酒場グラフィティー』『さっぽろ狸小路グラフィティー』『和田由美の札幌この味が好きッ!』(ともに亜璃西社)など多数。