2019年8月10日、書店発売!

 

さっぽろ野鳥観察手帖

河井 大輔/著
諸橋 淳/写真・イラスト
佐藤 義則/写真

本体2,000円+税
四六判並製
280ページ
ISBN 978-4-906740-39-0 C0645

写真集のような図鑑~ページをめくるたびに出逢える札幌の野鳥123種

  • 札幌の緑地や水辺で観察できる代表的な野鳥123種を厳選。おなじみの鳥からあこがれの鳥まで、そのキュートなしぐさや麗しき姿をベストショットで紹介した、写真集のような図鑑です。
  • 特徴1◇選りすぐりの多彩なアングルと背景を生かしたカットで、その鳥ならではの魅力と生態環境を伝えます。
  • 特徴2◇「見分け」に役立つ着眼ポイントを、写真を生かしたわかりやすいデザインでガイド。初心者から上級者までが楽しめるよう工夫しました。
  • 特徴3◇ネイチャーガイドでもある著者が、鳥たちのユニークな生態をやさしく、深く解説。エピソードを通して札幌での暮らしぶりを紹介します。
  • リビングに居ながらバードウォッチング感覚を満喫できる、ベストセラー『新訂 北海道野鳥図鑑』の著者が手掛けた姉妹編が誕生!

はじめに

本書は日本最北の政令指定都市・札幌の公園林や緑地で観察できる野鳥を紹介したものです。北は茨戸川、南は滝野、東は平岡、西は手稲山麓および定山渓くらいまでの範囲で、タイミングさえあえばふつうに見られる基本種を対象としました。(中略)バードウォッチングは鳥の名前を知らなくても楽しめますが、概ね100種ほどの代表種をおさえておけば、どこへ出かけても劇的に野鳥散策が楽しくなるでしょう。
図鑑によって鳥の並べ方(掲載順)はそれぞれです。(中略)初心者から中級者を対象とする本書は、あえて学術的な配列にはこだわりませんでした。スタートは身近な鳥の代表選手であるスズメからとし、「緑地の鳥」(100種)と「水辺の鳥」(23種)を、それぞれの鳥が属する47のグループ(仲間)ごとにまとめています。
また本書ではテキストも通常の図鑑的な記述をなるべく避けるようにしました。(中略)そこで学術的な正確性よりは、あえて専門用語を用いない簡略化した表記とすることで、初心者の方にも気軽に読んで頂けるようなスタイルを目指しました。

目次

はじめに
本書の構成
札幌の野鳥について
緑地の鳥
水辺の鳥
野鳥のしぐさを「観て」みよう
バードウォッチングをより楽しむために
和名さくいん
参考にした本/写真提供者
あとがき



著者プロフィール

著:河井大輔(かわい・だいすけ)
1964年大阪生まれ・東京育ち。ネイチャー系ライター&エディター。主な著書に『新訂 北海道野鳥図鑑』(亜璃西社)、『北海道の森と湿原をあるく』(寿郎社)、『奥入瀬自然誌博物館』(奥入瀬自然観光資源研究会)など。

写真・イラスト:諸橋 淳(もろはし・じゅん)
1965年札幌生まれ。ネイチャー系イラストレーター&フォトグラファー。高校時代より野鳥の撮影をはじめる。特定非営利活動法人雨煙別学校環境教育リーダー。著書に『新訂 北海道野鳥図鑑』(亜璃西社)など。

写真:佐藤義則(さとう・よしのり)
1964年羽幌町焼尻島生まれ。鳥類調査員&写真家。喫茶「自家焙煎ヤマガラ珈琲」経営。『新訂 北海道野鳥図鑑』(亜璃西社)、『庭にくる野鳥ガイドブック 北海道 冬編』(日本野鳥の会札幌支部)などに作品を提供